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2016年8月31日

グローバルサイト最適化のポイント(1)グローバルサイトの目的の明確化

今回からグローバルサイトを最適化するための6つの重要ポイントをお伝えしていきます。サイト構築・運用・リニューアルの際のヒントとして是非ご活用ください!

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グローバルサイト最適化の6つのポイント

今回から「グローバルサイト最適化のポイント」というテーマで、6回にわたり以下のポイントをご紹介していきます。

 

<サイトの戦略編>

1. グローバルサイトの目的の明確化

2. ターゲットの設定

3. SEOの大前提と今後の流れ

 

<UX / UI編>

4. UI/UXの基本概念とユーザー体験の設計

5. 情報設計の注意点と事例

6. 情報の配置とナビゲーションの種類とその役割

 

グローバルサイトの構築・運用・リニューアルなどのご参考になれば幸いです。

 

まず、第1回目の今回は「グローバルサイトの目的の明確化」についてです。

 

1.目的:何のためにグローバルサイトを構築するか?

グローバルサイト構築と一言で言っても、既存の英語サイトの改善、対応言語の追加、新規開設など、その内容は様々です。したがって、まずはWebサイトの目的を明確にする必要があります。企業や団体が何のためにグローバルサイトを構築するのか、その主旨をはっきりさせることが最初の必須事項です。

 

グローバルサイトの目的について、『Web ディレクション標準スキル152』(日本WEBデザイナーズ協会編集)では以下のような例を挙げています。

 

・海外市場での商品の売上を伸ばしたい

・企業ブランド力を高めたい

・海外も含めた社内コミュニケーションの促進したい

・優秀な人材を獲得したい

・投資家など、特定のユーザー向けに企情の情報を伝えたい など

 

目的は、企業によっては千差万別であり、複数の機能を1つのサイトに持たせたい場合もあります。いずれにせよ、最初の時点でグローバルサイトの目的を明確化しておくことが、Webサイトの構築・運用を成功に導く鍵となります。

 

2.ターゲット:誰を対象としたグローバルサイトか?

次に必要なのは、ターゲット(対象ユーザー)を定めることです。そのグローバルサイトが誰を対象としたものにするのかを明らかにしていきます。

 

ターゲットは、企業の事業拠点、マーケティング上の重点地域、文化背景、商品やサービスの対象顧客、競合他社のウェブサイト事情などによって異なってくるでしょう。したがって、各々の企業がこれらの項目を十分に調査・分析した上で、ターゲットのニーズを捉えた訴求力の高いグローバルサイトを構築していくことが求められるでしょう。

 

※この点については、非常に重要な項目なので次回の記事でより詳しく述べます。

 

3.ポジション:グローバルサイトの位置づけは何か?

また、グローバルサイトの位置づけについても確認しておくことが重要です。

 

グローバルサイトを各国ローカルサイトの上位に位置するポータルサイトとして各国ローカルサイトを紐づけることで、さまざまなメリットが生まれます。例えば、国と国の間でのブランドイメージの統一化を図ることができたり、会社の経営理念や沿革など普遍的なコンテンツを共有することができたり、同じフォーマットによるナビゲーションを採用して関連サイト間の回遊性を高めることができたりなど、多くの利点があります。

 

反対に、日本語サイトの英語版なのか、それとも日本語サイトの上位にあるポータルサイトとしての位置づけなのかが明らかでないと、ユーザーの混乱を招くことがあり、グローバルサイトとしての訴求力を低下させる恐れがあるため注意が必要です。

 

また、本社が日本にあるグローバル企業の場合、海外子会社のサイト運用も日本本社が担うのか、それとも海外子会社に一任するのかなど決める必要があります。または、その折衷案として、本社が定めた運用ガイドラインに沿って各国がコンテンツ更新を担当するケースもあります。この場合も、本社側・現地側でそれぞれの役割や権限を明確にしておくことが、持続的な企業ブランドの統一に繋がるといえるでしょう。これに加え、実行可能かつ測定可能なゴールの共有やグローバルサイト運用者に必要なIT技術、スキルの要件を本社・現地間で明確化しておくことが推奨されています(Singh, N. )。

 

グローバルサイトの位置付けの決め方については、企業により様々ですが、本社側・現地側の担当者のITリテラシーや、サイト予算配分などを考慮し、各企業の業務体制に根ざした運用体制を模索することが重要です。

 

4.まとめ

グローバルサイトの目的とターゲット、この2つを定義した上でどのようなコンテンツを盛り込んでいくかを決定していく。そしてさらにWebサイトの位置づけを明確にすることが、より有益なグローバルサイト構築の第一歩ではないでしょうか。

 

次回は、実際どのようにしてターゲットを絞り込むのかという点に焦点をあて、グローバルサイトにおけるターゲットの設定についてご紹介します。

 

出典:

・日本WEBデザイナーズ協会[編]. WEBディレクション標準スキル152. アスキー・メディアワークス, 2012.

・Singh, N. Localization Strategies for Global E-business. New York: Cambridge University Press, 2012.

 

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