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2016年11月1日

グローバルサイト最適化のポイント(3): SEOの大前提と今後の流れ

「グローバルサイト最適化のポイント」シリーズでは、これまで、サイトを構築・リニューアルの企画段階で必要なポイントをお伝えしてきました。今回は基本的ですが重要なSEO施策についてご紹介しますので、是非自社のグローバルサイト構築や運用にご活用いただければと思います。

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1.はじめに

数年前までは、Google等の検索エンジンにおいて、SEO対策は、被リンク数などの外部施策が重視されていましたが、現在では、内部施策、つまりコンテンツの質が重視されるようになっています。

 

ただし、施策と一言でいってもGoogle が提唱する検索順位をあげるための施策は200以上あるといわれており、優先順位をつけて行なうことが必要です。

 

そこで、今回は基本的ですが重要なSEO施策についてご紹介しますので、是非自社のグローバルサイト構築や運用にご活用いただければと思います。

 

  • 内部施策:WEBサイト内部の改善により、WEBサイトの評価を高める施策(ライティング、HTML文書構文、メタタグ記述など)

 

  • 外部施策:WEBサイト内の改善ではなく、外部からWEBサイトの評価を高める施策(被リンクなど)

 

上記に加えて、時間的要素も、サイトの評価に影響する重要な要素です。

 

時間的要素とは、例えばドメインの存続期間、被リンクの設置経過時間、そして当該サイトの検索順位が安定するまでにかかっている時間などが含まれます。

 

2.Googleでの検索結果表示の仕組み

 

そもそも、サイトの検索順位はどのように決定されているのでしょうか?

Googleでは、以下のような仕組みで検索順位が決定されます。

 

1.クローラーと呼ばれる検索ロボットがウェブページを巡回

2.クローラーが読み取ったページ情報を運び、ウェブページがインデックスされる

3.ページの検索表示順位の決定

 

上記の検索表示の仕組みをふまえて、重要なポイントは主に2つです。

 

・クローラーは一回巡回しただけでは、ページ情報の断片しか収集できません。そのため、ページの情報を正確に読み取ってもらうようになるには、クローラーが頻繁に回ることが大切です。

 

・ページの検索順位を上げるためには、一つ一つのページの情報が適切な形(ページ情報を正確に判断できる)でインデックスされていることが必要です

 

クローラーがインデックスする作業は、資料庫にある無数の資料を、誰がきても使いやすいように棚に整頓していく作業に似ています。まずは、何について書かれた資料かが分からなければ、棚に整頓することもできません。

 

つまり、クローラーが巡回しやすいサイト、それはクローラーにとって親切な読みやすいサイトであることが必須です。そのために、タイトル・見出しタグを最適化して、「何についてのコンテンツなのか」をクローラーに対して明示することで、サイトへの評価と検索順位が大きく改善されることが期待できます。

 

3.具体的にグローバルサイト向けにどんなSEO対策をすればよいのか?

 

例えば Google 検索は、ユーザーにとって最も関連性の高い、有用なWebサイトを検索結果として返します。そのため、日本にいるユーザーとタイにいるユーザーに異なる検索結果が表示されることがあります。だからこそ、特に多言語で展開するグローバルサイトではターゲット国や地域に最適な検索結果が返るようにする施策が必要になるのです。

 

つまり、海外SEOの大前提、それは言語と地域のターゲティングを行なうこと、と言えるのはないでしょうか。

 

それでは、サイトがターゲットとする言語と国・地域への最適な検索表示という観点から、主要なSEO対策の具体例を2つ紹介します。

トップレベルドメイン設定

トップレベルドメインとは、ドメインネームをドットで分割した際の最後の項目のことを指し、主に「gTLD」と「ccTLD」の2種類があります。

 

・gTLD(分野別ドメイン):generic Top Level Domainの略であり、「.com」「.net」「.org」などそのウェブサイトを運営する組織の分野に応じて区別されている

 

・ccTLD(国・地域別ドメイン):country code Top Level Domainの略であり、「.jp」「.us」「.uk」など国別で規定されているもの

 

http://www.xxxx.jp(日本)

http://www.xxxx.fr(フランス)

http://www.xxxx.ca(カナダ)

http://www.xxxx.cl(チリ)

 

各言語のウェブサイトの対象国でドメインネームを取得し、一定の規則に基づいて管理を行っている企業は、国際的なマーケットを視野に入れたグローバル企業だということを印象づけることができるでしょう。またccTLDを使用することで、ターゲット市場の検索エンジンへの親和性が高まり、それぞれの国でユーザーが検索エンジンにキーワードを入力した際、検索結果としてヒットする割合が高くなります。これは検索エンジンが判断する「地域の関連性(Regional Relevancy)」によるものであり、検索エンジンはドメインネームを参照して、どこの国や言語に属するかを判断します。

言語アノテーションタグの設置

アノテーションタグとは、複数言語をもつサイトがGoogleにどの言語サイトなのかを識別させるタグです。

<link re=”altrenate” hreflang=”x”>

 

詳細の設定方法については、以下に記載があります。

参考:言語や地域の URL に hreflang を使用する (Google公式 Search Console)

 

多言語サイトにおいて、Googleではサイトがターゲットとする国や言語を、このような言語アノテーションタグから判断した上で、現地の検索結果に適切に表示させるようにします。だからこそ、その判断基準となる情報をGoogle に示すことは、多言語サイトを管理する上で非常に重要なSEO対策となるのです。

 

4.SEOからSXOへ

 

こうしたSEO対策に加えて、最近ではSXO (Search Experience Optimization:検索体験の最適化)という概念も出てきています。SEO対策が、検索エンジンへの最適化だとすると、SXO対策はユーザー体験や期待に応えることを目的とした最適化を目指す概念といえるでしょう。

 

先日、Google社のゲイリー・イリーズ氏が発表したところによると、今後モバイル版とPC版のインデックスを分離し、モバイル専用のインデックスを主要なものとすることが決定されました(Search Engine Land, 2016)。

 

例えば、このような、スマホユーザーへのよりよいコンテンツの提供と更なる利便性追求の動きからもわかるように、今後はSEOにとどまらず、「ユーザーの期待に応えているか」というSXOの観点の中で、サイトの品質が求められていくことになりそうです。

 

5.まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回海外向けウェブサイトにおいて主要なSEO対策、そして今後注目されるSXOという概念についてご紹介しました。ユーザーにとって本当に必要とされるコンテンツ作りが、今後ますます問われていくのではないでしょうか。

 

今回で、サイトの戦略編は終わりです。次回はUI/UX編『ヘッダー・フッターの統一』についてご紹介します。

 

出典

※1.http://backlinko.com/google-ranking-factors

※1の参考和訳

http://coliss.com/articles/build-websites/operation/work/google-ranking-factors-by-backlinko.html

※1はGoogle非公式ではありますが、米国で有名なSEO情報サイトに投稿された記事です

 

Google’s 200 Ranking Factors: The Complete List. Backlinko. Brian Dean, Latest Updated on 29 Sep. 2016.

http://backlinko.com/google-ranking-factors (2016-10-26)

 

・coliss記事「Google検索に影響する200個の要因」への見解. Coliss. Latest updated on 19 Oct. 2016. http://wakarukoto.com/?p=12517 (2016-10-26)

 

・多言語サイトの管理 GoogleのSearch Console公式ヘルプ

https://support.google.com/webmasters/answer/182192#1 (2016-10-24)

 

・言語や地域の URL に hreflang を使用する Search Console公式ヘルプ

https://support.google.com/webmasters/answer/189077?hl=ja (2016-10-24)

 

・インターナショナルターゲティング Search Console 公式ヘルプ

https://support.google.com/webmasters/answer/62399?hl=ja (2016-10-24)

 

Within months, Google to divide its index, giving mobile users better & fresher content. Barry Schwartz. Search Engine Land. October 13, 2016.

http://searchengineland.com/google-divide-index-giving-mobile-users-better-fresher-content-261037 (2016-10-24)

 

・ウェブマーケティングで世界を制す!海外SEO SEM. 山岸ロハン. 2013年3月15日.

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