• ローカライズ

2015年6月1日

【決定版】ウェブサイトの言語の決め方

ローカライズ(多言語化)する言語の選び方

ウェブサイトの多言語化は海外市場を取り込む重要なステップです。

ウェブサイト・ウェブアプリケーションの海外展開を効果的に推進するには、自社製品・サービスのターゲットと一般的なニーズを理解した上で、必要な言語を見極める必要があります。
 
自社に必要な言語は何か、その選択の切り口として収集すべきデータを紹介します。

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なぜ多言語化が必要なのか?

 

そもそも、なぜウェブサイトの多言語化が必要なのでしょうか?

世界各国2,400人のインターネットユーザーを対象としたある調査によると、ユーザーはローカル言語表示されたウェブサイトを好む傾向が顕著であり、オンラインショッピングにおいては、半数以上のユーザーがローカル言語表示されたウェブサイトからのみ商品を購入したといいます*1。ユーザーが自国の言語で表示されたウェブサイトを好むのは当然と言えますが、特にECサイトなどにおいては、ローカル言語表示されている方が、ユーザーは製品やサービス内容を容易に理解できるため、安心してショッピングを楽しむことができ、結果として商品の購入にもつながりやすい、という流れが伺えます。

こうした背景からも、ウェブサイトを多言語化することが、見込み客との信頼関係を築き、顧客層を拡大していくための重要なファクターであると言えるでしょう。

どの言語でローカライズ(言語化)するべきなのか?

それではいったいどの言語でローカライズするべきなのでしょうか?ウェブサイトを多言語化するうえで、この選択が非常に重要であり、かつ悩ましい問題と言えます。WIPジャパンでは2つの視点から検討することを推奨します。

  1. まずは一般的なニーズを探る。

様々な機関の統計データから一般的な言語のニーズを知ることができます。ある程度一般的な傾向を探ることは、ローカライズを考える上での大きな手がかりとなります。

【インターネット上の主要言語は何か?】

2013年の統計によれば、インターネット上のユーザーの使用言語トップ10は下図のようになっており、全ユーザーのうちの70%が、英語以外の言語を使用しています。

2013 年 インターネット使用言語トップ10

出典:Internet World Stats, http://www.internetworldstats.com/stats7.htm

 

【最も翻訳された言語とは?】

2010年に翻訳先言語として指定された言語トップ10は下図のようになっています。(SDL社調べ)

2010年 最も翻訳された言語トップ10

出典:SDL Annual Report 2010, www.sdl.com/Images/SDL-Annual-Report-2010_tcm10-7575.pdf

 

  1. 必要な言語を見極める

しかしただやみくもに主要言語に翻訳すればいいとは限りません。いくら一般的に多く使われている言語であっても、実際のウェブサイトのターゲットとなっていない地域の言語であれば、翻訳しても多くの効果は見込めません。効果的に多言語化をすすめるためには、一般的なニーズを知った上で、貴社サイトにとって本当に必要な言語を見極める必要があります。そのために考慮すべきポイントを以下に列挙します。

 

ポイント1 どの言語地域からのアクセスが多いのか?

ウェブサイト解析ツールなどを使用して、まずは現状のアクセスユーザーについて把握しましょう。
どこの国・地域からのアクセスが多いのか?
コンバージョンの割合に、国・地域による違いはあるのか?
などから必要となる言語が見えてきます。アクセス数が多いにもかかわらずコンバージョン率が低い場合、ローカル言語表示がないことが原因のひとつかもしれません。

 

ポイント2 どの言語地域が対象サイトのターゲットなのか?

現状のターゲットとともに、これから顧客を獲得していきたい、将来的なターゲットとなり得る国・地域も考慮したうえで必要言語を見極めましょう。インターネット市場は日々変化をとげています。現状はユーザーがそれほど多くない言語であっても、今後マーケットが拡大していく可能性があります。過去数年間のデータからみる市場とユーザー数の成長率も考慮したうえで、必要な地域の言語を選びましょう。

 

ポイント3 ターゲット地域のユーザーが必要としている言語とは?

ターゲット地域のユーザーが必要としている言語を調査しましょう。
例えばインドでは地域によって多彩な言語が使用されていますが、英語が公用語のひとつであることから、インド人ユーザーにとっては英語が用意されていれば十分と言えるかもしれません。反対にベルギーでは、フランス語・オランダ語・ドイツ語が公用語ですが、地域によっては1言語しか話さない人々も多く、一概にベルギーの言語を決めることはできません。このように、言語事情は国・地域によって様々です。現地調査などを通して、ターゲット地域の言語ニーズを正確に理解することが大切です。

 

ポイント4 運用フェーズまで考慮できるか?

ウェブサイトは多言語化すればそれで終わりではありません。しっかりと顧客層を拡大していくためには、ウェブサイトの継続的な運用こそが重要となります。多言語化したあとの運用についても、継続的に維持していくことが可能な体制を考慮して多言語化をすすめることで、投資に見合った効果が見込めます。

 

ウェブサイトの多言語化は海外市場を取り込む重要なステップですが、反面コストがかかる工程でもあります。貴社サイトにとって必要な言語とは何か、を見極めることで、より効果的にウェブサイトの多言語化を進めましょう。

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