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2015年6月5日

多言語ウェブサイトで注意したい文字コード

OSやブラウザなどの閲覧環境が要因で起きることのひとつに文字化けがあります。最近ではOS側でも扱う文字コードが増え、またサーバー側でもウェブフォントなどの工夫が見られてきて、文字コードを意識することはほとんどなくなってきましたが、基本は理解しておく必要があります。海外ではどのような文字コードが主流なのでしょうか。

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そもそも文字コードとは何なのか

文字コードとは、文字や記号をコンピューターで扱うために、文字や記号一つ一つに割り当てられた固有の数字のことです。世界各国ではそれぞれの言語ごとに文字コードを作成して、使用してきました。

そんな中で世界中の言語を一つの文字コードで使用できるようにした「Unicode」が誕生し、多言語ウェブサイトにおいては「Unicode」の使用が、もはや標準化されているといっても過言ではありません。しかし普段日本語サイトにばかり触れていると文字コードの心配は必要ないので、文字コードに対する意識が薄れてしまいがちです。

【ウェブサイトでよく使われている文字コード】

UTF-8 「Unicode」の一つ。最近ではHTMLを作成するときに、標準的に使用されている。
Shift_JIS JIS(日本工業規格)コードをベースに制定された日本語文字コードの一つ。「UTF-8」が登場するまでは、パソコンの標準コードとして使われていた。
EUC UNIX上で日本語を扱う場合にもっとも多く使用されている日本語文字コードだが、日本語だけでなく多言語にも対応できる。

 

なぜ文字コードが重要なのか

しかしどうして多言語ウェブサイトにおいて、世界中の言語に対応できる文字コード「Unicode」を使う必要があるのでしょうか。

もともとウェブサイト上の文字や記号に使用されているフォントは、ユーザーが使用しているコンピューターにインストールされているフォントにしか反応しません。従って、すべてのユーザーに等しく同じフォントで表示させたい場合は、画像にするなどの方法を取るしかありませんでした。

画像にすると確かに見た目の美しさは保てますが、修正に手間がかかる、テキストとして扱われなくなるため検索にかからなくなる、自動翻訳や音声読み上げといった機能とも連携しにくくなるというデメリットがあります。

ユーザーの閲覧環境に依存しない「ウェブフォント」

そこで最近主流になっているのが、「ウェブフォント」と呼ばれるもの。海外のフォトメーカーやGoogleなどが数年前から提供を始めました。

ウェブフォントはウェブサーバー上にフォントファイルを置いているので、ユーザーの閲覧環境に関係なく任意のフォントで見せることができます。ウェブフォントを使うことで、ウェブサイトのデザイン性を追求できるなどのメリットがあるため、積極的に取り入れているサイトも見られます。

例えばGoogleの提供する「Google Fonts」は、商用・非商用ともに無償で利用ができるため広く使われています。最近では、GoogleとAdobeが共同で開発した「Noto Sans CJK」が、中国語、日本語、韓国語に適応するということで話題になりました。

また、漢字の文字量が多いためダウンロードに時間がかかるなどの課題があった日本語ですが、フォント販売の大手であるモリサワは「TypeSquare」で、負担の少ない日本語フォントを提供しています。

真のグローバルサイトとは?

こうした動きが、ウェブフォントの使用率をさらに高めることは間違いありませんが、世界中のユーザーたちが同じ条件でウェブサイトを閲覧しているとは限りません。インターネットを気軽に閲覧できるほど恵まれた環境にいない人たちは世界中にたくさんいます。

ウェブフォントの使用率が今まで以上に高まっても、多言語でウェブサイトを展開するならば、文字コードへの配慮は必要ではなないでしょうか。さまざまな閲覧環境に適応できるウェブサイトこそ、真のグローバルサイトといえます。

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