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2015年6月5日

多言語サイトのアイコンデザイン

アイコンは、ビジュアルによってメニューの内容やコンテンツの機能などを、言語に頼らず視覚的にユーザーに伝えることができるため、ウェブサイトのレイアウト要素としてだけでなくユーザビリティ―の上でも大変重要な要素であり、あらゆるウェブサイトで使われています。またスマートフォンやタブレットではアプリのアイコン表示がメニューの基本となっており、今後ますますそのデザインが重要となっていくでしょう。多言語サイトのアイコンの使い方について調べてみました。

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文化によるアイコンデザインの違い

アイコンデザインの最も重要なポイントは、ユーザーが「アイコンの絵柄を見ただけでその内容を直感的に理解することが出来る」ということです。つまりその絵柄から連想するイメージがターゲットユーザーの大多数にとって共通のものでなければなりません。そのため、アイコンデザインにおいてはターゲットユーザーの文化的背景の違いを考慮する必要があります。

 

ここでは例として各国のYahooのメニューアイコンの違いをご紹介します。日本や一部アジア地域を除いて、Yahooは基本的に共通のレイアウトフォーマットを使用していますが、アイコンデザインにはいくつかの違いが見られます。

 

【例)スポーツアイコン】

スポーツアイコン:日本 日本
http://www.yahoo.co.jp/
スポーツアイコン:イギリス(他ヨーロッパ諸国・南米諸国) イギリス(他ヨーロッパ諸国・南米諸国)
https://uk.yahoo.com
スポーツアイコン:アメリカ(他カナダ・一部アジア) アメリカ(他カナダ・一部アジア)
https://www.yahoo.com/

 

日本ではスポーツを表すアイコンとしてトロフィーが使われています。またイギリスやヨーロッパ諸国・南米諸国では主にサッカーボールのアイコン、北米や一部アジア地域ではバスケットボールのアイコンが使用されています。この背景にはそれぞれの国で人気のあるスポーツが関連していると考えられます。その地域で一般的に認知度の低いスポーツのイメージを使用した場合は、ユーザーは直感的に「スポーツ」という概念を認識しづらい可能性があります。
反対に、各国で共通したデザインを採用しているアイコンもあります。Yahooではどの国のサイトでも「メール」は封筒のマーク、「天気」は雲と太陽のマークを使用しています。こういったアイコンデザインは多くの情報媒体で同様に使用されてきているため、ユニバーサルなアイコンデザインと言えるでしょう。こういったものの場合は個性的なデザインに変更してしまうことで、かえってわかりにくくなる可能性があるので注意が必要です。

 

このようにアイコンデザインも、項目によって使い分けが重要です。象徴的な意味をビジュアルで直感的に伝えるためには大多数のユーザーが容易に認識できるイメージでなくてはなりません。ターゲット地域やユーザー層の文化的背景を考慮した上で、ユーザーに伝わるアイコンデザインを心がけましょう。

 

そのほかのアイコンデザインのヒント

形状

幅広い媒体のモニター表示に対応できるよう、過剰な装飾はせず、シンプルで明確な、認識しやすい形状が理想です。

ディスプレイ画面でユーザーがアイコンを一目で認識でき、簡単に見つけることができるかどうかが重要です。また色の変化により状況(有効/無効、利用可能/利用不可能、アクセス不可(グレーアウト)など)を伝える役割もあります。色の持つ意味、解釈は地域・文化によって違いがある場合があるので、多言語サイトの場合は色の選択にも注意しましょう。

 

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サイズ・拡張性

標準的なアイコンは一般的に大人の指のサイズと言われています。これは、ビジュアル認識の容易さだけでなく、タッチスクリーンデバイスの使用を考慮したものです。加えて媒体ごとの解像度や画面サイズの違いによるサイズの拡張性にも配慮しましょう。多言語サイトにおいてはターゲット地域・ユーザー層の主要な利用媒体に沿ったサイズ設定が重要です。

 

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